余った100均のワイヤーネットを使って

A医院の診療室のシンク下、掃除用具などの置き場のようですが、ごちゃついています。。石膏トラップをいざ掃除しようと思ったとしても、重なり合ったものが倒れてめんどくさいことになりそうです。

写真左側の部分にダイソーのメタルジョイントラックで棚を作ろう、と思い設置場所の大きさを計測し、購入する部品も決めていたのですが、急遽変更することにしました。と、いうのも先日、プラスチック製の壊れかけの靴棚を院長が買い換えてくださり、旧靴棚の補強?に使っていた100均のワイヤーネットが余ってしまったためです。

62㎝×19㎝のワイヤーネット7枚

62cm×19cmのワイヤーネットが7枚も。。

もしかしたらこれで棚を作れるかも、。と思いつき、トライしてみた結果、、ぴったりの大きさの棚を完成できました。ワイヤーネットを2枚、5倍速コントラと除去用バーで切断し、棚板を4枚作成しました。ワイヤーネット以外に使った材料は結束バンドだけです。

幅26ccm×高さ62cm×奥行き38cm 

 

メタルジョイントラックの場合はもともと使っていたプラスチックのバスケットなどは幅が合わず使えなくなる予定だったので、バスケットもそのまま使えてなかなかミラクルです!構造上、耐荷重はそれほど期待できないので、洗剤など重いものは下段に置いて下され~

シンク下before
シンク下の様子。。なう!

 

 

 

 

 

カルテ探し

今の勤務先の診療カルテは普通のクリアファイル。カルテ番号などの見出し部分がないタイプ。残念。カルテ番号によると、開院以来の延べ患者数は8000人を超えてるらしい。かつ、カルテを一切処分しない、という院長の方針。

こうなると、私には目的とする一冊のカルテを探す、ということは不可能。。慣れているスタッフにお任せするしかない。

以前10年勤めた医院ではカラーコードタイプのカルテシステムで、見出しの色や番号から患者名の頭文字が分かった。それでも探しなれない私にはカルテ探しは苦手中の苦手業務、受付さんに頼むと決めていた。見出しがないとなるともう私の手には負えないー

カルテシステムの導入を提案してもう1年以上たつけど導入の兆しはない。しかも、スタッフからの情報によると、ついこの間大量の普通のクリアファイルを購入したとのこと。

絶望(-_-;) 私はカルテ探しはぜったいしないぞー

整理整頓は誰がやる?

歯科医院でなぜ整理整頓がこんなにできないのか。。もしかしたら他の業界もそうなのかも知れないが、歯科界のことしか知らないので、歯科医院のことだけ考えてみた。

わたしの経験から引き出した結論は、、

「歯科医院には整理整頓を担当するスタッフが誰もいないから」

というのが一番の原因だろう。受付や歯科助手がする、というのが一般的で、私も以前はそう思っていたので、診療が主たる業務である私にとっては「整理整頓は本来私の仕事じゃないけど」と思いつつやっていた。

しかし。。一般的な歯科医院では「診療時間=業務時間」。

大規模な医院や、小規模でも院長の方針により業務時間中に、診療以外の「ミーティング」などの時間を設けているところもあるにはあるけどまだまだ少数に思える。と、なると、整理整頓は業務時間外にすることになる。事実上誰もできないし、しない。

「業務の隙間時間にやれ」というオレ様院長もいるかもしれない。が、整理整頓て、5分10分の隙間時間では無理。

もし5分10分で小さな一か所だけを整理整頓した!と思ってもきっとそれはたぶんパッと見をきれいに「整列」しただけでリバウンドは必至となる。。

歯科医院にもし整理整頓を業務とするスタッフを設けるとしたら、それは受付でも歯科助手でもなく、歯科医師でも歯科衛生士でもなく、おそらく「事務長」のような人が必要なのではないか。事務長さんがもしいたら、、整理整頓、在庫管理、棚卸、発注、支払い、診療に必要な資料作成、患者アンケートの集計、売上や患者来院数などの統計データ解析などなど業務時間内に裏方としてしてもらえる。すごい助かる!夢のよう!

しかし現実には事務長さんなんてほとんどの歯科医院にいない。歯科医院には裏方さんがいない!表方スタッフしかいないのだ。

仕方がない。私はさとり、孤軍奮闘はつづく。。

整理整頓て雑用?

整理整頓は、歯科医院の業務の中ではどうも優先順位が低い。

診療時間中は、もちろん診療や診療のアシスト業務、受付の会計業務があるし、その他の時間といっても昼休みや診療後の閉院業務の時間帯など限られている。

整理整頓なんて真剣に取り組んでいる暇はない、というのがスタッフの本音っぽい。前に勤めてた医院も、今の勤務先も、舞台裏状況はぐちゃぐちゃ。院長も「時間がないから仕方ない」とのこと。

歯科医院でしか勤めたことがないから他業種のことは全くわからないが、トヨタの「カイゼン」がヒットして注目されてる様子をみると、日本全国どんな職場も同じような状況なのかもね。。

私は歯科医院においては(多分他業種でも)、

整理整頓は最優先業務。

と考えている。もちろん本業の診療の技術が確かなものであったり、患者さんと直接コミュニケーションする診療時間が大切なのはあたりまえだが、そういったメイン業務をしっかりこなすために、整理整頓が行き届いていることはとても重要である。

整理整頓は乱雑に見える場所を一時的に見た目よく整えたりすることではない。

整理整頓は大事な診療を効率的にミスなく事故なくストレスなく行うための準備。つまりは雑用ではなく、最優先業務だと確信している。

このことをよく院長やスタッフに提案するけど、賛同してくれる人はいない。もしくはちょっと賛成してくれるけど、実際に動く意志は誰もないのよー

残念。

そんなわけで、院長主導の5S活動などという夢のような企画はその兆しすら全くなく、私は診療中の暇をみつけては孤軍奮闘することとなる。

ブログ作成へのみちのり

休日2日間

休日2日間缶詰め状態でパソコンに向かい、このブログを何とか形作ることができた。まだまだ「ほんとはもう少し小さい字にしたいのに」とか「写真がいまいち」とか今後の訂正課題は山積みではあるが。

あと、10年以上前、日記ブログのようなものを友人の真似をして作ろうとして全く続かなかったこともあるし、、ね。 今回、いろいろ検索した結果、

ワードプレスがよさそう、

と決めてからが大変だった。以前利用した無料ブログサービスと違って、独自ドメインを取得したり、レンタルサーバーを契約したりしないといけない!

「これは無理。。何かテキストが必要。。」

いろいろ本を探した結果、私の目的にタイトルがぴったりな「はじめてのブログをワードプレスで作るための本」を購入。

おかげさまで本の通りに最初のページから最後のページまで手順を進めていくことで、ここまで形にすることができた。ありがとうございます!

第19回抗加齢医学会@横浜

6月14日(金)~16日(日)、パシフィコ横浜で開催の学会に参加。抗加齢医学会総会は毎年6月に3日間開催される。

抗加齢医学会専門医更新の単位が10単位つくので、毎年参加と決めている。

今回は以下のセッションに参加。

14日金曜日 

10:40~12:10 シンポジウム5「オーラルエイジングを科学し全身の健康を目指す」

15日土曜日 

9:50~10:20 教育講演3「最近のトピックと覆る栄養学の常識」

10:35~11:25 招待講演3「極限環境生命の生き様から学ぶ生命(圏)の限界と生命の起源」

11:25~12:25 特別講演2「健康長寿のための医療-ライフコース・ヘルスケアと先制医療-」

16日日曜日 晴れ

9:00~10:30 Presidential Symposium3「ビッグデータ・AIと医学・社会」

10:40~12:10 シンポジウム23「アンチエイジングは微笑と若々しい口元から」

今回、一番興味深かったのは、土曜日の招待講演3、JAMSTECの高井研先生の話。

地球上の、生命が存在できる生命圏限界の研究の話。

深海の熱水噴出孔周辺122℃や1300気圧の場所に微生物が確認されている、とか、地下5kmに驚くべき地下微生物の世界が、、という話はTV番組で小耳にはさんだことがあったが、「生命とはなにか」という疑問をへのアプローチとして、生命そのものを追いかけるのではなく、生命が存在できる生命圏の限界がどこにあるかを特定する、というのは目から鱗の興味深さ。

印象深かったのは、生命エネルギーに三種類ある、という話。一つ目は太陽エネルギー。ふむふむ、これはわかります、光合成は小学生も知っていることですし。二つ目は、惑星内部エネルギー。うーむ、これは太陽も届かない深海で、微生物を体内にとりこんで、化学的産生エネルギーで生きている生物のことだそうな。これは知ってるような、知らなかったような。。ただ、生命は40億年以上の歴史があるのに対し、太陽エネルギーを生命が利用できるようになったのは30億年まえだったそうなので、最初の10億年は惑星内部エネルギーが主原動力だったと。。へー

そして一番驚いたのは、三番目のエネルギー。電気エネルギー!近年、電気微生物が見つかったそうで、現場は深海の熱水噴出孔近辺の電流発生源、とのこと。この電気をエネルギー源とする生命の存在は、それだけで生命のhabitable zoneが拡がるらしい。

こういった研究結果から、地球以外で、地球のhabitable zone と重なる環境が存在する星にはすでに生命が存在している、と確信でき、まずは土星の衛星エンケラドスへ行けば見つかるであろう、とのこと。

エンケラドスって確かに水が地下から噴出している惑星だった。。カッシーニが送ってくれた画像を見たことある。そうか、あそこにはすでに生命がいるのか。。

いつ、エンケラドス着陸探査は実現するのでしょうか。私が生きているうちに行ってほしいな。興味津々。

このように、抗加齢医学会は自分の分野とは異なる話もいろいろ聞けるところがお気に入り。来年は初の新潟で開催予定。